最初のセンテンスを聞き取ることに全神経を集中し、「状況」もしくは「要求内容」をクローズアップしなければなりません。
次に応答文三択のチョイスになりますが、この中にも慣用的な言い回しや間接的なresponseが含まれることがあるので、消去法が適切です。
ここでは、より常識的でより自然な判断が求められます。
(例題1)
Could you tell me how you knew her phone number?
「どうやって彼女の電話番号がわかったか教えてもらえますか?」
A) Yes, I could.
B) Actually I saw her yesterday.
C) Her number is 0459496466.
話者が知りたいのは「"君"が番号を知った方法・経緯」であり、「"君"が教えてくれるか否か」より順位が高いことに注意が必要です。
返答として、Yes, I could. と言われても、求められた返事にはなっておらず、現実には「それで!?」と思われるだけですから、こうした応答は正解とはなりません。
むしろ、Actuallly I saw her yesterday.「実は、昨日彼女に会ったんだ」
と答えた方が、方法にこそ触れていませんが、直接彼女に聞いたことが自然に推測され得るので、正解に近いでしょう。
従って、この例題のような選択肢が与えられた場合、正解は「B」となります。
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